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繰上げ返済の順序
繰上返済は住宅ローンの負担を減らすのに効果的な手段として一般に良く知られていますが、もし、借り入れが
複数に渡っている場合、どのように繰上返済をしていけばよいか考えてみましょう。
一般的に支払う額を抑えることを考えると、金利が高い商品や借入れ額が大きい商品から返済していきますが、
必ずしもそれが当てはまらない場合もあります。
例えば、一方の銀行は借入額は大きいが、金利が低い商品で、もう一方はその逆で借入額は少ないが金利が高い商品と言った場合などです。
このような場合、ケースによって異なりますから、それぞれのケースを返済シミュレーションをしてみましょう。シミュレーションで、目安となる数字がでますから、それによりどの方法が最適化どうかが見えてきます。
現在の住宅ローンは様々な商品が開発され、返済方法も多様化しています。
例えば3,000万を借り入れるすれば、1,500万円を長期固定金利で借り入れし、残りの1,500万円を変動金利、又は短期固定金利で借り入れすることで、一方に偏らない返済計画を立てる例も増えています。
しかし、繰上げ返済の面から考えると基本的に一本化にした方が、返済負担が減る上に、将来の返済目安が立てやすいと言えます。
もし、ボーナスなどで一括返済できるローン商品があるのなら、それを先に完済して借入れ箇所を少なくするという方法も考えられます。
このような複数の借り入れをしているという方は、実際に繰上返済する前に、充分なシミュレーションと入念な返済計画を立てることをお勧めします。