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私はいくら借りられるの?
住宅ローンは「いくら借りられるより、いくらなら返せる」を基本に検討することが大切と、さまざまなローンアドバイスに書いてあります。
でも、「現在私はいくら借りられるのか?」ということは気になるところです。
それでは、ローン審査の中でいくら借りられるかのポイントは何でしょう。
それは、年収のレベルに応じた“ローン返済率”でチェックされます。
これはローンの年間返済額の合計金額が税込み年収に占める割合のことで、例えば年間の返済額が120万円で、年収600万円でしたら20%です。
金融機関によってローン返済率の設定は違いますが、300万円未満は25%以内、400万円未満は30%以内というように、年収が低いほどローン返済率も厳しくなっています。
ローン返済率を計算する際の金利水準は、最初に融資する際の設定金利で計算することが一般的ですが、なかには金利が上がった時でも対応できるかどうかを判断するために、最初の設定金利ではなくて、少し高めの4%程度とか、固定金利選択型の10年モノの金利水準を基準に計算している金融機関もあります。
また、自分でローン返済率を基に計算した場合より、融資額が少なくなることもあります。
それは、住宅ローンの返済額だけではなくて、その他の借入金もすべて含めた金額をベースに計算するからであって、よくあるのは、自動車ローンを借りていて月々2〜3万円支払っているとか、カードローン・・・などです。
この場合のカードローンとは、50万円とか年収の10%までというような一定の利用限度額の枠内なら、ATMなどでカードを使って自由に借り入れや返済ができるものです。
いわゆる消費者金融系カードローンとかで、実際に借りていなくてもカードを持っているだけで、その利用限度額の一定割合、たとえば5%相当額を返済しているとカウントされてしまいます。
クレジットカードのキャッシング枠も、カードローンと同じような扱いになります。
クレジットカードは、継続して持っていると知らぬ間にキャッシング枠が広がっていたりしますから、意外に影響が大きくなっていることがあります。
不要なクレジットカードは持たないほうが良く、住宅ローンを借りるなら安易にキャッシングもしないことで、借りていたら早めに返済しておくことで、カードローンはすべて解約したほうが賢明でしょう。
カードローンは、過去に契約して借りていないで、そのまま忘れていることも多いですが、わかる範囲で自己申告をし、同時に銀行のほうで個人信用情報を取りますから、そこで全てわかってしまう仕組みになっています。
個人信用情報というのは、クレジットやローンに関する取引の記録で、利用残高や支払い状況の他に、延滞などの事故情報もあります。
銀行や保証会社が加盟している個人信用情報機関があって、そこから情報を取りますが、自動車ローンやまともな銀行系の借り入れなら良いが、いわゆるサラ金系で借りていると、審査の評価としてはかなり低くなると思ってください。
このように、「いくら借りられるの?」は、年収に応じた返済率+その他の借入金情報で計算されます。
これにより、借入れ金の不足が発生するなら、収入合算や、計画見直しなどが必用でしょう。