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フラット50
6月4日から住宅金融支援機構から、「フラット35」よりさらに長くした返済期間の上限を50年間とする住宅ローンが取り扱いを開始しました。
フラット50の内容
フラット35とは異なる部分があり注意
1、申込時年齢が満44歳未満で完済時の年齢が満80歳未満
親子リレー返済なら満44歳以上でも利用可能です。
2、借入金額が100万円以上6000万円以下で建設費または購入価額の60%以
内 フラット50で60%分を借入れて、残り40%分を、フラット35で借入れることも
可能です。
3.対象物件は長期優良住宅であること
長期優良住宅認定通知書の提出が必要となります。
今後の展望
このローンはフラット50の取扱い開始日と同じ今年の6月4日に施行された「長期優良住宅の普及の促進に関する法律」の加入住宅が条件となります。
つまり、フラット50は、緊急経済対策のような一過性の施策とは異なるものと考えるべきでしょう。
最長50年と言うことは、29歳で住宅ローンを組んで、60歳で定年退職したとしても、19年間も年金の中から住宅ローンを払い続けることになります。
親子リレーを使うにしても、「将来子供がバトンを受け取れるのか」を考えると、現実味の薄い商品と言えよう。
返済期間が長期に渡るため、トータルの返済額が増え、返済期間全般にわたって家計のバランスシートが悪化し、特に返済初期と返済後期は最悪の状態といわれています。
現状のままでは、利用者は伸び悩むでしょう。
今後、長期優良住宅認定内容とともに、金利面などでどのようなメリットが付加されて行くのか注目されるところです。