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買換えの「同時決済」とは
家を買換えようとすると、「自宅のローンがまだ残っている」というケースが多くなります。
例えば、売主をAさん買い手がBさんとすると、Aさんは自宅の買い手であるBさんから代金を貰ってローンを完済し、売却代金をAさんの買い換え先の資金に充てるというのが一般的なパターンです。
ところが、買い手のBさんもローンを借りて買うというケースが一般的なのです。
このような状態だと、BさんからAさんへの資金の流れがうまく行かない場合が発生します。
中古住宅の売買ではよくあるケースですが、Aさんの抵当権を先に抹消するために一時的に「つなぎ融資」を使うようになってきますが、余計な金利がかかるのが難点となります。
この余分な費用である「つなぎ融資」を使わずに、うまく資金が流れるようにするシステムが「同時決済」なのです。
この場合は、売主と買い手、それぞれのローンを扱う金融機関が一同に会して、すべての手続きを一辺にやってしまう方法です。
このように、売主と買い手、双方にメリットがありますが、金融機関によっては同時決済ができないこともありますので、事前に相談して確認してから対応してください。