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金利優遇交渉のコツ
住宅ローンの金利は通常、同じ銀行であれば、どこの支店でも金利は一律だと思うのものですが、実は支店によっては、若干、条件が異なる場合があります。
例えば、支店によってサービスの違いがでるのは、支店長の采配によるところが大きく、住宅ローン審査を緩くしている支店は、それだけ住宅ローンに力を入れている支店長だということが言え、支店によっては、金利を独自に設定し、優遇することもあるようです。
しかし、誰もがこうした、優遇サービスを受けることができわけではなく、一部の方しか利用することができない、まさに「ビップサービス」とも言えます。
それでは、どのよう方が「ビップサービス」を受けているかというと、金融機関にとって、ぜひ顧客にしたいお金を落としてくれる方、具体的に言えば、金融資産が多い方、有名企業勤務者、医者、弁護士など、いわゆる高所得な方達であり、世間的にも評判が良い方がこれら優遇サービスを受けているようです。
それでは、一般人が金利優遇交渉をするにはどうすれば良いかというと、まずは、いくつか(3箇所程度)の住宅ローン商品を調べ、金利やサービスを比較します。
それらの集めた資料を持って、取引したい金融機関の担当者に相談してみるのです。
具体的にいうと、「仮審査を3つの銀行へ同時に出す」からスタートです。
金利優遇交渉では「競合させる」ことが重要ですから、最低でも3つの銀行には融資OKの返事をもらっておきたいのです。
通常は銀行によって、また時期によって仮審査に要する時間は異なりますが、早くても3週間程度は必要です
通常通りにA銀行が終わってからB銀行へ仮審査の申込などとやっていたら最低3ヶ月程度かかってしまいます。
金利優遇交渉は「通常の優遇に上乗せしてマイナス0.3%」といった即答や一週間程度での返答が多いので、最初のA銀行の答えが出たら、競合銀行に「A銀行ではこの条件だがB銀行ではどうか」といったように、A、B、C銀行でそれぞれ同じ交渉を素早く行いましょう。
各銀行の表示している金利優遇だけ比較して判断してしまう人が大半ですが、ちょっと面倒でも、これを行うことによって数百万円のコストダウンに繋がるのです。
銀行にすれば、住宅ローンは取りっぱぐれのない優良商品ですから、融資OKを出せば少し無理をしても契約に結び付けたいのです。ですから、金利優遇の数字が出たところから、本当の意味の優遇交渉が始まるのです。
このような銀行サイドの思惑を利用して、金利優遇交渉を上手に行ってください。