サイトトップ > 環境配慮に金利優遇
環境配慮に金利優遇
環境問題は住宅金融の分野にも影響が表われるようになりました。
太陽光発電やオール電化といった省エネ設備などを導入した住宅に対し、住宅ローン金利を優遇する金融機関が見られるようになって来ました。
社会全体が環境配慮への動きを見せるに伴って、住宅業界にも環境意識の機運が高まっおり、各ハウスメーカーやマンション分譲業者はこぞって「環境配慮型戸建て住宅」や「エコマンション」などの販売に力を注いでいます。
この流れに相乗りする形で各金融機関も一定の基準を満たした環境配慮住宅について、優遇金利を適用した住宅ローンを提供し始めるようになってきました。
それではどのような商品があるか、各金融機関の環境配慮住宅に対する金利優遇ローンをいくつか紹介します。
三菱東京UFJ銀行<エコサポート特典>
対象となるのは以下の提携住宅メーカー10社に限定されており、利用にあたっては消費者がローン申し込み時に各ハウスメーカーが発行する「エコ認定書」を同行へ提出しなければならない
(対象メーカー:積水ハウス、ダイワハウス、旭化成ホームズ、一条工務店、セキスイハイム、パナホーム、ミサワホーム、三井ホーム、三菱地所ホーム、トヨタホーム)
住友銀行 <東京都環境配慮型マンション向け金利引き下げ住宅ローン>
「東京都マンション環境性能表示」制度の評価結果と連動し、マンションの環境性能評価の程度(★の数)に応じて金利を優遇する住宅ローン。
都内の新築マンションに限定されるという不満はあるが、都心マンションは分譲価格自体が高いだけに金利優遇は何よりの魅力といえます。
武蔵野銀行<むさしのエコハウス住宅ローン>
太陽光発電やオール電化、さらにはガスコージェネレーションシステム、地熱を活用した空調システムなどを備えた住宅に対し、その購入資金(敷地を含む)や新築・増改築資金として利用できる住宅ローン。
優遇幅は同行の店頭金利から一律1.4%の引き下げとなり、給与所得者の場合、年収200万円以上、勤続年数1年以上から融資が可能となっています。
新政権発足とともに、鳩山総理は温室効果ガス排出量を2005年比で25%削減目標を国際公約しました。
低炭素社会の実現に向けて、日本がリーダーシップを誇示し世界をリードしていこうという狙いがうかがえますから、金融業界においてもこのような波が今後大いに増えることを期待したいですね。