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フラット35借り換え可能に
「経済気対策に伴う制度拡充」として政府が打ち出した方針に、フラット35で借り換え利用もOKになりました。
平成21年4月に策定された「経済危機対策」に基づく平成21年度補正予算成立(6月4日以降)によってであります。
フラット35の資金使途は、これまでは新規住宅建築・購入及び中古住宅の購入に限られていましたから、借り換えもOKとなったことはローン利用者にとって大歓迎と言えます。
ただし、気をつけなければいけないのが「利用条件」です。
借り換えできるのは「当初の住宅ローンの返済実績が1年以上あり、その間正常にご返済されている方」となっています。
ですから、住宅ローンを組んでから間もない方(1年未満)や、一度でも「延滞歴」(返済が遅れたこと)のある方は利用できません。
例えば、ついうっかりして返済契約日に銀行口座に1円不足していたために口座引き落としができずに遅滞した場合も「延滞歴の実績」となり、対象外扱いされてしまいます。
この場合は借り換え融資を受けることができず、正常な返済実績をその後1年以上積み重ねて初めて対象となります。
今年になりフラット35は、頭金が不要になったり、バリエーションを増やしたり、借り換え可能とユーザーにとっては、大変利用しやすくなってきたと言えるでしょう。
逆に考えれば、経済不況により都市銀行系の短期優遇金利がいつまでも低金利が続き、人気を保っていますから、顧客確保策としての政策ともいえるでしょう。
また、銀行系の短期優遇金利は優遇期間が終われば「変動金利」に変わりますから、将来懸念される金利上昇に対して、受け口としての対応策としても歓迎されるでしょう。