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住宅ローン見直し
住宅ローンは、一度借りてしまうと借入れ後は自動的に返済額が引き落とされ、そのまま借りっぱなし状態で、借り入れ金利は何%か、あと何年、返済期間が残っているか、残高はいくらかなど確認もしない人も多いのではないでしょうか?
しかし、住宅ローンは家計に大きな影響を与えますから、毎年金融機関から送られてくる返済予定表に目を通し、現状を確認するとこが大切です。
それではなぜ、どのような項目の見直しが必要なのか説明します。
返済年数の見直し
・35年返済などの長期借り入れの場合、当初は「繰上返済して期間短縮すればよ
い」と考えますが予定通りとは行かない場合が・・
・定年退職時など収入があるうちに完済できますか?
もし、予定通りでなかったら今後の返済計画を見直す必要があります。
金利の見直し
固定金利の場合は、借入れした時よりも、見直し時期の金利の方が低いかもしれません。
現在のローンより、有利な商品があれば借換えをした方が今後の総返済額を抑えることも可能です。
借換えのタイミングを逃さないためには、金利は把握しておきましょう。
変動金利でも、店頭金利や基準金利と呼ばれる金利から、引き下げてくれる金利幅は大きくなってきているので、同じ店頭金利でも、適用される金利が低くなるかもしれません。
金利や返済額が変わるタイミングでの見直し
固定金利選択型の場合、金利がそれほど上昇していなくても、当初固定期間の金利引下げ幅が大きいタイプの商品だと、適用金利が上がり、返済額も増えます。
変動金利型の場合には、5年間は返済額は同じですが6年目に返済額の見直しが行われますから、5年間の間に金利が上昇していなければ返済額はあまり変わりませんが、もし金利が上昇していると、返済額もアップします。
このように、金利や返済額が変わる時に返済額が増える場合は、支払いは大丈夫か確認し、問題があれば早めに借換えを検討する、貯蓄の増額などの対応が必要です。
ローン残高確認
ローン残高を確認しておく意味は、資産と借入金のバランスを知っておくことです。
例えば、売却や住替えを考える場合に売却価額よりも借入金の残高の方が多いと預売却自体ができないなかったり、預貯金で対応しなければならなかったりしますから、相場よりも残高を少なくしておくことで、対応がしやすくなります。
見直し方法
住宅ローンを見直し、改善の必要がある場合、二つの方法が考えられます。
1、繰上返済
繰上返済は、元金を早く減らすことができることで、支払い利息の節約効果があり、この総返済額を少なくする効果とともに、目標時期までに返済するためのコントロールにも役立ちます。家計の見直しをしながら、繰上返済資金を準備しましょう。
2、借り換え
借り換えは、現在の住宅ローンよりも有利な金利条件の商品があれば、借換えをすることにより総返済額を抑えるなどの効果があります。
また、予定外に返済が厳しくなった場合などは、少しでも金利の低いものや、期間を延ばしての借換えを行うことによって、当面をしのぐことも考えましょう。
このように、住宅ローンを見直すことで、無理なく完済まで過ごすし、老後生活資金の準備にもつながります。